こんにちは、神結です。
今回もやります、十王篇神カード解説。
第2回も順張りの《ソーシャル・マニフェストⅡ世》です。
ソーシャル・マニフェストⅡ世
今回紹介する十王篇神カードは《ソーシャル・マニフェストⅡ世》です。
- バズレンダ [cc03](このクリーチャーのコストを支払う時、追加で[cc03]を好きな回数支払ってもよい。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、その[OL]能力を1回と、追加で[cc03]支払った回数、使う)
[OL]自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、コスト7以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分のマナゾーンから唱えてもよい。 - W・ブレイカー
登場は「弩闘×十王超ファイナルウォーズ!!!」。愛称は「ソマニ」など。
同期はいつメンである《月を象るデスサイズ》さんとか、《世界獣龍 テライグニス・アクアエル》さんとかです。
チームウェイブのカードということでバズレンダ能力を持っています。
中でも《ソーシャル・マニフェストⅡ世》のバズレンダ能力は「ブーストした後にマナから7コスト以下の呪文を使う」という非常に強力なものでした。
発売当時で言っても7コストの呪文は超強力なものが多く、例えば《“魔神轟怒”万軍投》や《残虐覇王デスカール / ロスト・ソウル》などが存在していました。
それが《天災 デドダム》→《天命龍装 ホーリーエンド / ナウ・オア・ネバー》から繋がって出せるということで、発売前から注目の1枚だったのは間違いなかったです。
実際、発表時の盛り上がりは結構凄かったです。
当時の反応①
この時点だと「なんかまた新しいコンボが出来る!」みたいな盛り上がりでしたが、それはそれとしても活躍しそうだ、といった期待は感じますね。
ちなみに当時《ソーシャル・マニフェストⅡ世》の能力が判明したのはアニメでした。
ですのでサムネの画像もなんかこう傾いている訳ですが、この回で同時に発表されたのが、何故か再録が決定してしまった終身名誉プレ殿候補筆頭の悪名高き《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》であるため、そっちで盛り上がっている方々もいたとかなんとか。
当時の反応②
そういえば1ブロックとかやっている人たちいたなぁ……という懐かしさを覚えました。
【5cザーディ】の補助・フィニッシャーとして
発売前から話題となった《ソーシャル・マニフェストⅡ世》ですが、環境で本格的な活躍を始めたのは翌シーズンの王来篇になってからでしょう。
《龍風混成 ザーディクリカ》や《聖魔連結王 ドルファディロム》といった王来篇の新顔と共に【5cザーディ】(5cネバーとも)に採用され、活躍することになります。
このデッキは3ターン目の《天災 デドダム》から、4ターン目に《ナウ・オア・ネバー》からの《龍風混成 ザーディクリカ》で《ロスト・Re:ソウル》を叩き込む、というのが狙いでありコンセプトです。
《ソーシャル・マニフェストⅡ世》はこの《龍風混成 ザーディクリカ》の部分の動きの代替になるため、序盤は《龍風混成 ザーディクリカ》の5枚目以降といったような活躍が出来ます。
マナに《ロスト・Re:ソウル》を置いておけたり、或いはEXライフがないのでマナの《ナウ・オア・ネバー》の枚数分“リセマラ”しながら《ロスト・Re:ソウル》を探す、などという《龍風混成 ザーディクリカ》では出来ない動きもあったりはします。
ただまぁ、その後置きドロソ兼除去として活躍してくれる《龍風混成 ザーディクリカ》と比べると、序盤のバリューで言えば流石に下がるでしょう。
しかし、真にその力を発揮するのはゲーム終盤で、バスレンダを使えるようになったときです。
こうなるとマナから呪文を複数使えるようになるのですが、セット運用して強い呪文が多く、「詰み」の状況を作り出すことが出来ます。
例えば、20年前から最強のフィニッシュの組み合わせとされていた《ロスト・Re:ソウル》+《魔天降臨》。一度全ハンデスを通した後の《魔天降臨》は全ランデスですので、これで勝負は決まりでしょう。
またそれ以外にも同型戦では特に《ロスト・Re:ソウル》+《お清めシャラップ》という組み合わせが優秀です。これで全ハンデス+《灰燼と天門の儀式》による切り返しも封じることができるので、そのまま殴って勝ちになります。
というように、チームウェイブである《ソーシャル・マニフェストⅡ世》はゲームが進めばその分だけ強くなるので、この点で《龍風混成 ザーディクリカ》とは違った強さを発揮してくれていました。
その能力はもちろんですが、青緑というカラーリングも運用しやすかった要因でしょうか。
一応5c以外にもアナシャコ系のデッキでも近しい役割をやっていたりもしましたが……。まぁ活躍期間としては、5cでの時期が長いですね。
当時の反応・活躍③
【5cザーディ】自体のデッキの活躍期間も長く、コロナ期間に飲み込まれながらも、2021年夏前の登場以降、Tier1デッキとしてこのシーズンを完走。
《ソーシャル・マニフェストⅡ世》自身も、あまりみんなが買いたくなかった「弩闘×十王超ファイナルウォーズ!!!」産のカードなので、値段がしっかり高騰。2500円くらいまでは見た記憶があります。
翌年になって流石にトップTierからは落ちましたが、Tier2デッキとしての地位は維持。例えばコロナ期間中の振り替えとして行われた全国大会2019(2022年開催)ではNJ選手がオリジナルで【5cザーディ】を使用し、2位になりました。
その後は流石に環境外デッキとはなってしまいましたが、CSに行けば誰かしらの愛好家が使い続けている印象でした。
最終的には2024年3月に《天命龍装 ホーリーエンド / ナウ・オア・ネバー》が殿堂したことで、このデッキタイプは消滅することとなります(但し《龍風混成 ザーディクリカ》を何かしらの形で出す、というデッキは残っています)。
最近だと流石に活躍は見られないカードとはなってしまいましたが、十王篇出身のカードとして一時代を築いたと言っていいでしょう。
惜しむらくは《ドラゴンズ・サイン》の対象外ということで、《ナウ・オア・ネバー》の殿堂以降の活躍は控えめになってしまったことですかね……。
まとめ
というわけで《ソーシャル・マニフェストⅡ世》でした。
【5cザーディ】が一時代を築いた人気デッキでもあり、思い入れのあるという方も多いでしょう。
個人的にもなんか最初はコンボコンボみたいな感じで盛り上がっていて「うーん?」とモヤモヤしていたんですが、最終的にちゃんとグッドスタッフ的な活躍・受け入れられ方をして良かったです。
というわけで、今回はここまで。
また次回があればお会いしましょう。
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