※本Tierランキングは各種アーキタイプの強さ、流行度を総合的に判断して作成しております。また地域によって流行に違いが生じる場合があります
目次
【殿堂環境】メタゲーム
・1/1より、新殿堂が施行。正月から数多くのCSが各地で開催され、環境が生成されていった。
・《「本日のラッキーナンバー!」》の支配から逃れたGRカードたちは大いに躍動を始めた。《バーンメア・ザ・シルバー》らのジョーカーズを軸とした『シータバーンメア』、更に新弾屈指のパワーカードである《ヨミジ 丁-二式》を使った『ギガ・オレガ・オーラループ』、『4cデイヤーループ』が登場。更には《MEGATOON・ドッカンデイヤー》を使った『シータリペア』も結果を残し、環境初日とは思えない程、完成度の高いデッキが続出した。
・1月の前半になると、『4cデイヤーループ』が頭一つ抜け出す形となった。アグロ耐性、リソースの確保、フィニッシュの安定性と序盤・中盤・終盤隙がなく強い。
・1月後半は『4cデイヤーループ』を倒すべく、『赤黒墓地ソース』や『青黒カリヤドネ』が台頭。特に《暴走龍 5000GT》は非常に強力で、着地すればそのまま勝ちへと繋がる。一方でこのメタの流れを読んだデイヤー側も、《お清めシャラップ》等の対抗策を見付けている。様々なアーキタイプとメタカードが入り乱れるようになると、全てに平均して勝ちやすい『シータバーンメア』に有利な環境となり、トップに立った。
・2月になると『シータバーンメア』は暗雲が立ちこめる。天下を獲った後にデッキのギミックを解析され、弱点を露呈。《奇天烈 シャッフ》をそれほど苦としたい構築の『青黒カリヤドネ』や『青白ナウ・オア・ネバー』が作成されていった。そうした中で、今度はこれら2つにも勝てる『4cデイヤーループ』が復権してくる。
・2月中旬現在、『シータバーンメア』と『4cデイヤーループ』の二強体制に、他のデッキが追随してくるといった環境に。特に直近では難易度の高いデッキも多く、プレイの練度も求められるような状況となっている。
・2月後半より、新型肺炎ウイルスであるコロナウイルスの影響によって、一部CSが開催の中止を発表。2/21には全国大会2019の開催の延期がタカラトミーより告知され(日程は未定)、それに追随する形でCS開催中止の発表が相次ぐ事態に。
・2/26には、日本政府が3/15までの集客を伴う大型イベントの休止を要請。GP10thの開催についても見直しが検討されている旨のツイートが主催のフルコンプより行われる。
CSの相次ぐ中止(はしくれ氏のまとめによると2/27現在、南関東の3/15までのCSのうち3分の1が中止を発表)を受けて、本ランキングではコロナウイルスをTier0に認定。各種情報や対策についてまとめたので、参考に。
Tier0
コロナウイルス(画像はいらすとやより)
Tier0:単独で環境を大きく支配し、ゲーム性すら崩壊させうる危機があるもの。対策必須であるが、対策を講じることも難しいもの。
・上記の通り、全国大会を延期に追い込みGP10thの開催を困難にしている元凶である。
・コロナウイルスの概要や流行についての現状は以下にまとめたので、CS等に参加する場合は確認して欲しい。
Tier1
Tier1:環境の基準となるデッキ。総じて強力で、飛び抜けた強さを持っている。
・『4cデイヤーループ』がメタられつつもやはり大きな影響力を持っている。最速で4、平均して5ターン目にはループフィニッシュが可能であり、《「本日のラッキーナンバー!」》が制限されている現状ではクリーチャーによるループは阻止しづらい。
・現状デイヤーを凌ぐ勢いがあるのが『シータバーンメア』。《バーンメア・ザ・シルバー》を《せんすいカンちゃん》や《無限合体 ダンダルダBB》から通称“ぷよぷよ”のような連鎖を決めることでフィニッシュが可能。1月末現在、最も安定したデッキ選択とも言え、特に《ジェイ-SHOCKER》が環境的に強いこと、《生命と大地と轟破の決断》を使用するデッキをメタれる《奇天烈 シャッフ》が無理なく採用出来ることがプラスとなっている。
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Tier2
Tier2:特定のTier1デッキに対して有利、或いはTier3以降のデッキに総じて有利だがTier1に対して不利なデッキ。
・『赤黒墓地ソース』は零龍入りが非常に強力。遂に《暴走龍 5000GT》が最速2ターンで、そうでなくとも3ターンには充分な墓地が溜まる。特にGTはGRを使うデッキに対して軒並み有効であるため、環境上位のデッキに対して強力なのが追い風だろう。
・長らく環境上のアグロを牽引している『赤青クラッシュ覇道』も健在である。採用できるカードの枠が広く、2ブロックではあるものの直近では《*/零幻チュパカル/*》を採用したオーラ型も登場。改めてポテンシャルを見せ付けた。『シータバーンメア』と並び、《ジェイ-SHOCKER》を採用しやすいデッキでもある。
・『青黒カリヤドネ』は速度的にデイヤーに対抗しうるデッキであるが、意識されると墓地メタを搭載される。一方で《お清めシャラップ》1枚程度ではリカバリー出来るデッキパワーがあり、『シータバーンメア』『墓地ソース』に対して強いデッキである。
・『ナウ・オアループ』は『デイヤーループ』に対してどうしても速度負けするものの、ただし『墓地ソース』といったアグロデッキの他、『青黒カリヤドネ』や『シータバーンメア』にも勝てるため、現状では追い風。特にマッハファイター女こと、《その先の未来へ、カミヤ・ミキ・ユア・ナルハ》が《奇天烈 シャッフ》を処理出来るのが強力。現在は《遣宮使 ネオンクス/ネオ・ブレイン》でフィニッシュするのが一般的だが、難易度は相当に高い。
Tier3
Tier3:ポテンシャルは高いが、環境上での立ち位置がよくないデッキ。或いは直近で台頭してきたデッキ。
・『アグロ零龍』は最速2ターン零龍卍誕が魅力。速度的には随一だが、卍誕が遅れてしまうとあらゆるデッキに対して厳しい。
・『赤緑ヴァイカー』が登場。《逆転のオーロラ》+《生命と大地と轟破の決断》から、《BUNBUN・ヴァイカー》+《爆烈マグマロイヒ》でマグナなワンショットを狙う。また《チキチキ・JET・サーキット》下で《お騒がせチューザ》と組み合わせると、トリガーの封殺も可能となる。
・フェアプロの連勝チャレンジ企画で大活躍した『白緑ファイブスター』も環境に進出。4ターン目に《生命と大地と轟破の決断》か《幸運の精霊ファイブスター》と《音奏 ハイオリーダ》によるチェインが可能。白と緑はサーチが豊富なためコンボカードを集めるのは比較的容易。ただし1枚目に《バルバルバルチュー》が捲れると失敗するので、常に8%のリスクはある。
・《“極限駆雷”ブランド》を得た『赤単バルガ』は軽減や盤面処理をしやすくなった。強力な防御ギミックを有するデッキも減っている現状では追い風。
・『赤白メタビート』は現在《S級原始 サンマックス》などが抜けているケースが多い。《音奏 プーンギ》、《正義の煌き オーリリア》を生かしたメタビートとして、環境で一定の地位を保っている。