【デュエマ】殿堂解除選手権 TierA-（その10 《MEGATOON・ドッカンデイヤー》）

こんにちは、神結です。

突然寒くなりました。僕は今から暖かい毛布を探そうと思います。この時点で既に負けてるんだよな。

さて、A-もいよいよラストになりました。

過去のまとめはこの辺から見られます。

Tier表について
今日のTierA-の殿堂カード
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Tier表について

Tier表はS~Eの6段階ですが、C~Aまでは＋－を追加したので全9段階あります。

各ランクの内訳はざっとこんな感じです。

S……ピン投であってもデッキの核であり、プレイした試合はほぼゲームが決まると言っていい。プレ殿有力候補たち。
A……明らかにおかしな動きをするカードであり、引いた試合は勝ちゲームにかなり近付く。
B……かなり強力なカード。プレイ出来るとゲームが優勢になったり、不利対面を捲れることもある。
C……解除出来るか微妙なライン、環境で使っても充分強力で殿堂カードとしてデッキに投入されることもしばしばある。”切り札”として程よいレベル
D……それなりに力のあるカードだが、環境的にいえば標準的なラインなので解除してもよさそう。
E……解除されても使われなさそうだが、それはともかくしてあげてほしい。

なお零龍等の外部カードについて殿堂カード扱いですが、対象外としています。

またあくまでこのTier表は「各カードを均等に見た場合のTier表」になるので、「このカードは直近で殿堂したから」とか「ランデスカードは重くみるから」みたいな外的な要素は一切考慮しないものとします。

今日のTierA-の殿堂カード

今回のカードはこちら。

このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札をすべて捨てる。

自分の手札を１枚捨てた時、GR召喚する。（GR召喚：自分の超GRの上から１枚目を、コストを支払ったものとして召喚する）

罪状：

・《BAKUOOON・ミッツァイル》殿堂後もデュエマがGRに支配されていることを思い出させた
・恐らく、オリジナルレギュレーションが生まれる遠因の一つになった

ジョー星がある環境ならギリA-と評価しても許されるかな、といった感じで……。

結構ギリギリまでA+評価してたので、ほぼほぼTOP20と評していいかと思います。というかここまで来てようやくTOP20?

さて、このカードが注目されたのはGP9thでしょう。栁が作ってアーチーらが使用した【メルゲドッカンデイヤー】が4位となりました。

このデッキは《生命と大地と轟破の決断》から《アクア・メルゲ》と《MEGATOON・ドッカンデイヤー》を同時に投げて、捲れたGRからそのままループしてしまうというデッキです。

仮にループに失敗しても、《“魔神轟怒”ブランド》が襲いかかってくるサブプランがあるのも強みです。なんなら赤単とかにはこれで勝ってました。

このアーキタイプ自体は同時に登場した【青黒カリヤドネ】の影響もあってCSでも大活躍！とはならなかったのですが（性質上ヤドネの《「本日のラッキーナンバー！」》が辛いため少し不利でした）、GP後の冬の殿堂で《BAKUOOON・ミッツァイル》の殿堂と同時に《アクア・メルゲ》はプレミアム殿堂。このデッキ自体は消滅しました。

が、デイヤーの躍進はむしろここから始まっています。

晴れて新年1/1、《BAKUOOON・ミッツァイル》から解放されてウキウキでCS会場へと出向いたプレイヤーは、このカードの存在によってGR環境がまだまだ終わっていなかったこと、そしてそれに対抗出来る《「本日のラッキーナンバー！」》を失ったことを痛感することになります。

中でもハマチが作成した【4ｃデイヤーループ】はループの再現性・完成度ともにずば抜けており、瞬く間に環境デッキとして認識されるようになりました。

何か2回ブーストして《“魔神轟怒”万軍投》撃つと気付いたらデイヤー出てきててループして勝ってるんですよね。マリゴルドとヨミジがヤバいって話もありますけど、そこに安定して接続出来るデイヤーはそれだけでイカれたカードなんですよ。

ループ自体の難易度も易しめで、手順もほんとに簡単。カリヤドネループ出来ない／覚えたくないって人でも、デイヤーなら回せます。ガチで。

だって12体のGRは余裕で掘りきれるし、ソイツらは大抵勝手に自壊するし、手順自体も凄いシンプルだし……。

まあこのデッキは全盛期をコロナの影響で失ってしまっているのですが、潜在的にも常に環境トップには居続けました。

特にこのタイプは対応力の幅も広く、様々なGRメタカードが出た後でも《絶望と反魂と滅殺の決断》が全てを解決してくれました。というかこのデッキのダークネスが未だに一番強い使われ方だったと思ってます。このダークネスならまあ5000円とかでも納得だったかな……。

あとは青魔導具なんかにも採用されていましたね。赤のちょい足し枠で、あのデッキのフィニッシュ時によく余る手札を打点に変換出来るカードとして、フィニッシャーとしては充分過ぎる性能を持っていました。

ところで罪状にも書いたんですが、このカードが凄いなと思ったのはその効果もですけど「《BAKUOOON・ミッツァイル》の殿堂施行が行われて皆がホッとしたその日に暴れたこと」とか「2ブロックと殿堂レギュレーションを同じ環境にしてしまったため（2ブロでもデイヤーが最強でした）、恐らくオリジナル環境の設立に関してもそれなりに影響を与えている」とか、そういった点も挙げられるかと思います。

そういう意味では印象深いカードですし、実際コロナがなかったら全国を取っていた可能性もあるデッキだったので、その時はもう1ランク余裕で上だったかも。

ちなみに使ってる方は最高に面白かったですよ。デイヤー！　って言いながらこのカード投げるだけでなんか勝ってるんだもん。やってることループだけど爽快感凄かったですよ。

現在では2種のGRクリーチャーがプレ殿し、またジョー星もあるのでマナドライブが起動しづらく、流石に多少は抑えられているでしょうか。

まあA+の連中とも遜色ないんですが、とりあえずはここということで。

というわけで今回はここまでです。

次回からはA+編に入ります。お楽しみに。

それでは、また。

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