【がんばれ十王篇】背景ストーリーでは最強格!《世界獣龍 テライグニス・アクアエル》

こんにちは、神結です。

「がんばれ十王篇」、いつもご愛顧いただきありがとうございます。

なんかこうやって十王篇の紹介していくことで愛着が湧き、デッキを作ってくれる人がいてくれると私も嬉しいです。

個人的には、十王篇SRのプリティさを感じていただけると何よりです。私も《結晶龍 プロタゴニスト》のデッキを作って楽しんでます。

 

というわけで今回紹介するカードは《世界獣龍 テライグニス・アクアエル》です。



世界獣龍 テライグニス・アクアエル

というわけで今回は《世界獣龍 テライグニス・アクアエル》になります。愛称は寺井さん。……ホンマか?

  • マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
  • W・ブレイカー
  • このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャーを1体選び、それ以外のクリーチャーをすべてタップしてもよい。
  • アバレチェーン:自分のクリーチャーが攻撃する時、それがこのターン最初の攻撃なら、それ以外の自分のクリーチャーを1体選ぶ。その選んだクリーチャーをアンタップし、このターン、そのパワーを+7000し、「パワード・ブレイカー」を与える。

イラストレーターは山宗(sansyu)さん。

この方が担当しているクリーチャーはとにかく強いカードが多く、《芸魔王将 カクメイジン》や《闘門の精霊ウェルキウス》、《飛翔龍 5000VT》、《聖魔連結王 ドルファディロム》という直近環境の最強カード群たちの他、GPプロモでは《流星のガイアッシュ・カイザー》と《奇石 ミクセル / ジャミング・チャフ》を担当。

更に過去に遡っても《無双竜機ボルバルザーク》に《時空の雷龍チャクラ》、《超電磁コスモ・セブ Λ》に《時空の支配者ディアボロス Z》に《ボルバルザーク・エクス》などなどデュエマを代表する切り札たちが盛りだくさんです。

山宗さんコロコロオンラインで制作秘話リレーのインタビューがありますので是非。ここでは主に、同じく十王篇のキングマスターである《月と破壊と魔王と天使》の話をしていますね。

デュエル・マスターズ 秘蔵イラストも公開!! イラストレーター制作秘話リレー『山宗さん』 第72回

十王ファイナルウォーズ

さて、この《世界獣龍 テライグニス・アクアエル》が収録されたのは十王ファイナルウォーズです。正式名称は「弩闘×十王超ファイナルウォーズ!!!」。

ファイナルウォーズの名の通り、十王篇のラストを飾るパックとなりました。

……が。

コイツもまたなんというか、前回紹介したWドッキングパックと並ぶだいぶ問題児なパックでして、ブロック構築ならともかく通常環境では中々厳しいカードたちが並んでいます。

DMEX-14 デュエル・マスターズTCG 弩闘×十王超ファイナルウォーズ!!!

環境デッキに採用されたと言えるようなSRは、《ソーシャル・マニフェストⅡ世》くらい。

強いて言えば《超救命主 タイヨー》が《BUNBUN・ヴァイカー》と合わせて使われたかな、くらい。

まぁSR群はこれからいっぱい紹介していくとしても、VRもかなり壊滅的な内容となっています。《伝説演者 カメヲロォル》が(当時既に下火だった)【赤青覇道】に採用されていたかな……。

しかもブロック構築的にも2月発売パックであることもあって使用期間が短め。そもそもこのパックが発売される1ヶ月前の2021年1月から、フォーマット「オリジナル」が始まってしまったため、活躍しそうな場所が忽然と消えてしまいました。

そんなわけでこのファイナルウォーズ、誰が剥いたんだとも言えるような感じだったのですが、しかしファイナルウォーズがこれでは終わりません。

もはや全カード使えなかったら逆に良かったまであるのですが、このパックはR以下に強カードたちが眠っていたんですよね。

しかもその強カードたちが、よりにもよって十王篇らしい「尖った」カードたちであり、汎用性が高いという訳ではなく、特定のデッキでしか使わないようなカードたちばかりでした。

特に《樹食の超人》は、後に【グルメ墓地ソース】が登場したことで需要が発生したのですが、ファイナルウォーズを剥いている人なんかいなかったためかなり高騰しました。

《言祝ぎし神王のコンヤク》は別に高騰はしていませんが、《暗黒鎧 ザロスト》亡き後の【青黒ゼーロ】のエンジンとして発見されたために買う必要が生まれ、探すのがめっちゃ面倒でした(私怨)。

《「敬虔なる警官」》は【青黒DOOMサガ】までに一度再録されていたから、ギリなんとかなった。

まぁ実体験で話で言うなら、このあと【5cザーディ】が登場した際、《ソーシャル・マニフェストⅡ世》の値段を見て首を傾げ、収録パックを確認し、そして何を察した後に下唇を噛み、血を流しながら購入をしたという人は多かったことでしょう。

背景ストーリーでは最強格の寺井さん

さて、今回の主役である《世界獣龍 テライグニス・アクアエル》ですが、そんなファイナルウォーズのカードとなっています。

暴拳王国のカードであり、マッハファイターと登場時効果を備え、更にアバレチェーンも所持しているとなると、基本スペックは満たしているとは言えます。

【デュエマ】キーワード能力解説 No.19「アバレチェーン」

(アバレチェーンに関する解説は ↑ を参照)

ですが、なんというかこう、書いてあるテキストに「ん?」と言いたくなるような、ぶっちゃけよくわかんないこと書いてあるんだよな。

まず登場時効果は「自分のクリーチャーを1体選んで、それ以外のクリーチャー(相手も含む)を全タップ」するというもの。

……何故自分のクリーチャーまでタップを?

要するにタップキルには使うな、と言われています。

これがフリーズとかだったら、まだわかるんですよ。ターンを凌ぐ手段として使わせて、しかしタップキル自体はさせずに一度相手にターンを渡すことで、実質的な即死が発生しないようにする、的な。でもタップだから、ターン返すと元に戻るんだよな。

一応マッハファイター+自身のアバレチェーン(自分のクリーチャーを起こす)のお陰で、相手のクリーチャーを2体処理することは可能です。タップしていることで、相手にクソデカブロッカーなんかがいても、それを無視することが出来ます。でもそれだけなんだよな。

 

というわけで単体では割となんでやねんといったスペックのカードではあるんですが、それでもアバレチェーンは凄いので、噛み合えば凄いことを起こせるんですよね。

互いにクリーチャーを並べる展開になり、相手がアバレチェーンの起動を防ぐ意味でブロッカーを並べてきて……みたいな展開だと、このカード1枚で風穴を開けることが出来ちゃったりするかも。この辺は、底知れぬポテンシャルを感じます。

まぁ通常環境だと、そんなクリーチャーを何体も並べるような行為って許して貰えないんですけど、ゲームのテンポがゆっくりめで、全体のカードレベルが落ちる特殊レギュレーションだと話は全然別です。例えばブロック構築だったり、或いはシールド戦だったり。

アバレチェーンが特殊レギュレーション番長だったのは、こういった部分が大きいですね。

そんなわけで当時の2ブロックを突き詰めていった時、もしかしたらこういうカードが必要になったのかもしれないですね。つまり《驚言廻し コミックリリヰフ》と同じ枠。

【がんばれ十王篇】令和のドルボラン?《驚言廻し コミックリリヰフ》

でも《驚言廻し コミックリリヰフ》はゲンムエンペラーの弾で強いけど、こっちはファイナルウォーズなんだよな。パック弱すぎる故に、虚無度高まるんだよな。

 

……と、ここまで書いててふと思ったんですけど、十王篇ってもしかして10個の能力を作ったことでそれ同士でのバランスを考えなきゃいけなくなり、その結果として強い能力を抑え目にせざるを得なくなり、そしてそしてその結果として通常レギュレーション視点だとなんとも微妙なカードが増えてしまった、みたいなこともあったりしたんですかね。

やっぱり10個の能力作るのって、キャッチーではあったと思うし失敗はしていないと思うけど、トータルで困難も多かったんでしょうね。

そうなるとアビスレボリューション+王道篇って2ブロックの復活とか5種族の活躍とか、十王篇の反省+リベンジ要素とか、そういうのもあるのかな。

 

というわけで、実際に使われていたところは全く見たこと無いけどもしかしたら輝く瞬間があったのかもしれない《世界獣龍 テライグニス・アクアエル》の話でした。

ちなみに光のドラゴンかつビーストフォークということで、《ドラゴンズ・サイン》と《イメンズ・サイン》の両方で踏み倒せる世界唯一のカードだったり(ちなみに同条件だと《ゴリオ・ブゴリ <バイラス・ゲイル.Star>》がいるんですが、こちらは進化クリーチャーなので両方とも適用外)。

一応トリガーで出てくると相手を全タップ出来るので、噛み合いはある、かも……?

 

なおこの辺を見て貰うとわかるのですが、なんともカードとしては微妙な《世界獣龍 テライグニス・アクアエル》ですが、十王篇背景ストーリーでは最強格の1人です。

曰く凶悪・強大すぎて制御できず、単純な力だけならエンド・ジャオウガをも上回るとのこと。

そのためずっと《地封龍 ギャイア》の中に封じ込められていたらしいのですが、《結晶龍 プロタゴニスト》・《聖板龍 ジークシュトルツ》・《断影龍 ユスティーツァ》という十王篇SR軍団が敗北すると封印が外れる仕組みになっていました。

そのため、監視龍共が悉く敗れた最終決戦(ファイナルウォーズ)前に、その姿が解放されました。

テライグニス・アクアエルの能力は、あらゆるものを食らい尽くすという圧倒的な暴食。復活後はまず手近にあった《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》を取り込んで大暴れし、チーム銀河を追い詰めます。

しかしそこに駆け付けてきたのが、強火のオタクを多数従えている我らの《∞龍 ゲンムエンペラー》。

ゲンムエンペラーは夢幻の無によってテライグニス・アクアエルを飲み込もうとしてますが、そこはジャオウガを上回る力を有したドラゴン。物質や概念といった世界の構成要素ごと食らうことが出来るので、夢幻の無でさえも食らってしまった訳です。世界の名を冠しているのは伊達じゃない。

しかし肝心なところは結構脳筋であるところでお馴染みのゲンムエンペラーがあくまで夢幻の無を展開し続けたことでその暴食の許容量をオーバーし、遂に敗北となりました。

いやあ、テライグニス・アクアエルは強敵でしたね・・・。

 

というわけで、今回は《世界獣龍 テライグニス・アクアエル》でした。

十王篇シリーズ、ぼちぼち続けていくので引き続きお楽しみいただければと思います。

それでは、また。


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