どうも、レッドことyk800です。
12が……12月!?(カレンダー二度見) なんか知らないうちに2020年もあと1ヶ月なんですけど。ウケる。
「去年と同じだったら新弾発売直前の水曜だしあと1週あるっしょ〜」と余裕ぶっこいてたら突如としてブチ込まれた殿堂発表の日程公開といい、いよいよ差し迫るものがありますね。
殿堂発表ということでお決まりの予想コーナーも今回は設けますのでお楽しみに。文字数稼げて嬉しいですね!
それでは12月第1週も張り切っていきましょう! メタゲーム・ウォッチング、スタートです!
先週の結果総まとめ
まずは先週(20.11.27〜20.11.29)行われたCSの結果を見ていきましょう。
(※元となった大会結果は田園補完計画さんからお借りしています。また、情報の抜け・漏れがある可能性がございますことをご了承ください)
《閣》亡き環境を蹂躙する【バーンメア】。
後ろの表をご覧いただければわかりますとおり、ひと口に【バーンメアジョーカーズ】と言っても非常に多様なバリエーションが存在するのが特徴。
採用されているジョーカーズの枚数の少なさや独自性の強いカードチョイスから今回は【火闇系邪王門】に分類しておりますが、闇文明を絡めて《百鬼の邪王門》を採用した構築も登場しているほど。
マークが下がっていたGRを主軸としたデッキであることも相まって、通り一遍の対策が講じづらい強力なアーキタイプです。
【ドギラゴン閃】は主流が火水光の3色から闇文明を採用した形へと移行中。《百鬼の邪王門》をキーカードに据えたデッキが最大勢力となっており(こちらも分類は【火闇系邪王門】になっています)、現在の環境における《百鬼の邪王門》の通りの良さが伺えます。
その後は先週注目デッキに挙げた【ギャラクシールド】や【水闇光オレガ・オーラ】などの防御力の高いコントロールデッキが順当に続く結果となりました。
翻って、大きく調子を落としているのがメタビート系列。上位の常連であった【火光レッドゾーン】は影形もなく、【ヴァイカー】系のメタビートも火と光の2色に採用を絞った1デッキが入賞していたのみとなりました。
役割対象であった【ドラグナー】の没落により、環境の中心が真っ向からの殴り合いへと移行。相対的にシールドの強いデッキの勢力が上がったうえ、トップメタとなった【バーンメア】自体、そもそも愚直なビートダウンに対して有利のつくボードコントロール寄りのデッキです。環境要因から見ても、今回の凋落はやむなし。
唯一の入賞例である【火光ヴァイカー】は、《洗脳センノー》と《U・S・A・BRELLA》がフル採用&《正義の煌き オーリリア》2枚採用と、【バーンメア】の多い現在の環境に合わせたチューンがなされています。
今後のメタビートが生き残るための指標となる構築だといえるでしょう。
HOT DECK
【バーンメアジョーカーズ】
というわけで今週はぶっちぎりの1位を獲得した【バーンメア】をピックアップ!
なんか2週に1回くらいこいつの特集組んでる気がするな……。
「結果総まとめ」のコーナーで分類いたしましたとおり、現在主流な構築は主に3つございます。すなわち、「火自然(旅路採用型)」、「火自然(旅路非採用型)」、「火自然水」。
旅路採用型、火自然水型は以前からあった構築でしたし、おそらく目新しいものは旅路非採用の火自然バーンメアになるでしょう。
初出は11月20日ごろのvault大会。11月第4週の時点で入賞報告は複数件上がっておりましたが、今週はリスト公開制のCSにて入賞例が出たため、具体的な構築を考察できるようになりました。
旅路型との違いはたくさんありますが、最も特徴的で最も重要な違いは「初動」でしょう。従来の【旅路バーンメア】は3ターン目までに1ブースト→4ターン目に5マナからスタートの最安定、というのが基本的なルートでした。
ですが、この構築では《タイク・タイソンズ》と《ヤッタレマン》をたっぷり8枚採用。さらに《ジョジョジョ・ジョーカーズ》まで2枚採って2ターン目の初動を極限まで安定化。これらの2コスジョーカーズから3ターン目に繰り出される《熊四駆 ベアシガラ》によって後続を安定させつつリソースを伸ばすプランを主軸に据えています。
ありていに言ってしまえば、【旅路】以前の【火自然バーンメア】への回帰だと言えるでしょう。
さらに、追加のパンチャーとして構築に迎え入れられたのが《勝熱英雄 モモキング》。そもそも強いカードではありながら環境との噛み合いからあまり使われずにいましたが、ここに来てマスターカードとしての面目躍如を果たしています。
コントロール系のデッキで《希望のジョー星》が多用される現在の環境。ですが、このカードが存在するかぎり全てのカードが無色となるため、《モモキング》がほぼ完全なアンタッチャブルになる友情コンボが発生します。
当然相手からすれば置かなければ済む話ではありますが、多くの場合で3〜4枚採用されるカードを完全に腐らせることができるのは非常に大きいメリットです。
スパーク系の受けや【光水闇オレガ・オーラ】の《スローリー・チェーン》をケア可能なキリフダッシュによる追撃も、現在の環境との噛み合いが強いですね。
その他、もうひとつ見逃せないリターンとして、「《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》からの《キング・ザ・スロットン7》」というギミックが不要になったため、自由枠にジョーカーズ以外のカードを採用できるという部分が挙げられます。
同型対策にもなりうる《U・S・A・BRELLA》や、爆発的な展開を可能にする《BAKUOOON・ミッツァイル》などが採用候補に上がります。自由枠の多さ・柔軟性という旧来の強みを取り戻せるのが、【非旅路型】の大きな強みになります。
この懐の深さは非常に魅力的で、【非旅路型】をベースに《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》だけを数枚採用し、呪文ロック兼展開補助カードとして運用する構成も考えられます。
《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》を使うのであれば、と半ば固定枠になっていた《キング・ザ・スロットン7》。ここを不採用にしてでもジョーカーズ以外を採用することには、環境次第で大きなリターンがあります。
新勢力の登場により立ち位置の危ぶまれる【旅路バーンメア】もまた、構築の見直しを図る時期が訪れているのかもしれません。
殿堂予想・2020冬の陣
というわけで今日のメインイベント! 殿堂予想のコーナーver.yk800!!!!!
どんどんぱふぱふー。ということで、早速ドン。
A:【カリヤドネ】から1〜2枚(《ブラッディ・クロス》≧《セイレーン・コンチェルト》(プレ殿)>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》≧《次元の嵐 スコーラー》)
【バーンメア】から1枚(《バーンメア・ザ・シルバー/オラオラ・スラッシュ》≧《グレープ・ダール》)
ハムカツドラグナーから1枚(《勇者の1号 ハムカツマン蒼》>>>《爆龍覇 ヒビキ》+《爆熱剣 バトライ刃》のコンビプレ殿)
B:《龍素記号 Sr スペルサイクリカ》
【水魔導具】から1枚(《凶鬼卍号 メラヴォルガル》>>>《月下卍壊 ガリュミーズ 卍》=《卍 新世壊 卍》)
《凄惨なる牙 パラノーマル》
《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》
S 悪いこと言わんから今のうちに掛けとこ? な? 確度90%〜。
A たぶんどっかしらには掛かるんじゃないかなぁ……。確度60%〜。
B ワンある。確度30%〜。
(「>」や「≧」は危険性や強さではなく、殿堂入る率高そう度を表しています)
Sランク
《ヘブンズ・フォース》
2ターン目にゲームに勝つのはダメ、絶対。流石にここ掛けないのはないです。
Aランク
【カリヤドネ】から1〜2枚
これはかなり諸説紛々あると思うんですが、個人的には《ブラッディ・クロス》殿堂入り、オプションで《セイレーン・コンチェルト》プレ殿まで。
それぞれの殿堂候補カードについて、【カリヤドネ】というデッキへの影響度で見た場合、こんな感じになると思うんですよ。
《ブラッディ・クロス》と《カリヤドネ》本体はかなり難しくて、どちらも非常に大きな痛手ではあるものの、どちらも1枚であろうと回ることには回るし、その気になればサーチも効きます。
が、《ブラッディ・クロス》は【カリヤドネ】にとって《フェアリー・ギフト》であり、《メンデルス・ゾーン》。ここが殿堂入りした場合、一発墓地メタを食らった後のリカバリーが絶望的に難しくなります。
高速ビートダウンに対しても1ターン目の《ブラッディ・クロス》と2ターン目の《ブラッディ・タイフーン》のどちらかを成功させて《知識と流転と時空の決断》のトリガー起動を狙いにいかなければ要求値が大幅に上がってしまうため、多くの対面で撃ちたい場面のある呪文です。
あらゆる状況で【カリヤドネ】の小回りを支える1枚なので、明確な意図を持ってデッキを弱体化させるのであれば殿堂入りは《ブラッディ・クロス》一択でしょう。次点で《カリヤドネ》本体。
息の根を止めないというのであれば他の部分からの殿堂入りとなりますが、正直なところ、他の部分は殿堂入りしてもさほどコンセプトに影響がありません。
《「大当たり! もう一本!」》は先撃ちしたい呪文なのでやや影響が大きいですが、《デビル・ドレーン》などの採用でケア可能。
《スコーラー》もほぼ同様の理由で、こちらはコンボ始動したターンの終了時までに山札を掘り切って探せばいいだけなので《一本》以上に被害は軽微。一発プレ殿の場合は流石に構築を見直す必要がありそうですが……。
《コンチェルト》がなくなっても、《ブラッディ・クロス》が健在なのであれば水マナの数だけ《「本日のラッキーナンバー!」》と《ブラッディ・クロス》を射出するループを組めるので実質Exターンを取り続けて半無限ループに入れますし、殴り倒しも視野に入るためあまり影響がありません。
ただし、《スコーラー》と《コンチェルト》には別デッキで悪さをした前科があり、今後も悪いことをしつづけることが自明なカードたちです。【カリヤドネ】を口実としてこれらのカードを今のうちに入湯させたいのであれば、殿堂入り発表に名前を連ねる可能性は十分にあるでしょう。
総合して、【カリヤドネ】の弱体化を望むのであれば心臓部分に手を入れるしかなく、このデッキの中核を担う《ブラッディ・クロス》・《魔導管理室 カリヤドネ》本体のいずれかにはおそらくメスが入ります。加えて、コンボパーツに悪用されがち《スコーラー》や《コンチェルト》も何らかの規制が掛かる可能性はあるでしょう。
【バーンメア】から1枚
ここはめっちゃ悩みました。悩みましたが僕は《グレープ・ダール》の方が悪いと思ってます。ボードコントロールの要であり、マナ調整能力で先へ繋げながら自分でチェンジ先を探しつつ、《旅路》・《エモG》・《バーンメア》全てにアクセスできるのは異常。
が、結構個人による認識の差がありそうなのも事実で、現状では優勢なのは若干《バーンメア》本体なのかなと考えています。
フェアデッキなのでヘイト溜めづらいものの、やってることはシンプルにぶっ飛んでるので【バーンメア】ノータッチの可能性は低いと個人的には考えています。
【ハムカツ型ドラグナー】から1枚
強さ云々よりも、プレイ体験の歪みという意味で何かしらかかりそうなアーキタイプ。
本音を言うと《爆龍覇 ヒビキ》と《爆熱剣 バトライ刃》のコンビプレ殿まで行ってほしいんだけどなー。クロニクルデッキがまんま使えなくなるので流石に可能性は非常に低いと考えると、《ハムカツマン蒼》本体が逝くのが妥当なように思います。
Bランク
《龍素記号 Sr スペルサイクリカ》
実は去年の冬から言ってたやつ。
flat-さんは《ナウ・オア・ネバー》の方あげてたんですが、僕はこっちだと思います。なぜならあらゆる踏み倒しとコンボる可能性があるので。
あとは去年の冬の予想記事でも書いたんですが、【ネバーループ】ってデッキ、呪文なら余裕でサーチできるんですよね。
枚数減ると《ネオンクス》フィニッシュはできなくなりますが、《I・チョイス》で打点作って《スコーラー》投げて《ナンバー》と《ファイナル・ストップ》で動き止めてどつくデッキや、黎明期の《シャコガイル》フィニッシュにはほとんど影響ありません。
なんだかんだで手札1枚損してcip踏み倒してるだけなので、《サイクリカ》絡まないと意外と何もできないんですよね《ナウ・オア・ネバー》。その辺も含め、まだ掛けるべき時ではないのかなと。
《凄惨なる牙 パラノーマル》
オリジナルへの影響で殿堂予想に挙げてる人が結構いると思うんですけど、個人的にはあんまり掛けないでほしいなと思ってます。なぜならこれがなくなった【ギャラクシールド】、めちゃくちゃグダるので。
実質詰みを作ることでお互いのプレイ時間が早くなる側面もあるため、結構いなくなってほしくないよりなんですよねー。早貼り競争になってしまいそうなのは否めないので入りそうではあるんですが、入ってほしくないという期待も込めて低めに見積もってます。
「《クロムウェル》が代わりに入ってフィニッシュする!」って言ってる人も見かけましたけど、そもそも既存の【ギャラクシールド】だって打点自体は実際のフィニッシュターンより前に揃ってるんだからSA付けても関係ないよなってめちゃくちゃ思いました。反撃を抑止するって意味で、《「正義帝」》とかのがまだわかる。
【水魔導具】から1枚
これもオリジナルへの影響を鑑みた予想。いろいろ考えましたが、特に規制がなければオリジナルフォーマットのトップを担うのはほぼ間違いないんでないかなと思っています。
こまごました魔導具から掛けるとは考えづらいので、ここから掛けるのであればおそらくは《メラヴォルガル》の殿堂入りに落ち着くでしょう。他の2枚は一応書いていますが、テーマデッキとしての遊び方すら危ぶまれるレベルのダメージを与えてしまうので、可能性は低いのではないかと。
《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》
より念入りに【ドラグナー】を潰しておくなら。夏のパックの収録カードなんで可能性は低いんじゃないかなぁとは思うんですが、まあ掛けるならここしかないのかなと。
《無敵剣 プロト・ギガハート》がなければ候補にも挙げていなかったカードなので、こことのコンビプレ殿とかも環境に与える影響としては面白そうではありますね。まあ絶対ないと思いますが。
今週のメタゲーム予想
引き続き【バーンメア】注意報は発令され続けそうですが、個人的に注目したいのは【ドギラゴン閃】系のデッキ。
今回は「主流が闇採用型に移行しつつある」と述べましたが、《百鬼の邪王門》を採用したデッキの大流行によって、光文明採用型にもアドバンテージが生まれはじめています。そう、呪文メタの採用可否です。
【邪王門】系のデッキはもちろん、環境に跋扈する【バーンメア】もまた受けの手段を全て呪文に頼っているため、《ファイナル・ストップ》や《ジャミング・チャフ》一発でジャスキルがほぼ確実に通ってしまいます。
また、【邪王門】には影響がないものの、《正義の煌き オーリリア》も環境で主流な受け札をほとんど対処可能。《奇天烈 シャッフ》と併用することでかなり安全なフィニッシュを見込めるため、今週はこれらのカードを採用できる光文明型の活躍に期待がかかります。
【バーンメア】についても、かつて《ダンダルダ》で《ジャミング・チャフ》を撃ってフィニッシュに向かうことのできる【火自然光】型が存在しました。主流にはなることのなかったデッキではありますが、このようなデッキが再び日の目を浴びるやも……?
今週のメタゲーム・ウォッチングはここまでとなります。それでは皆さま、良い週末を!
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