皆さんこんにちは!のすけです。
今年も殿堂発表の季節がやってきましたね。
この2026年度春夏というシーズンは、環境デッキこそ多かったですが久方ぶりの一強環境が長く続きました。
ですが、その多かった環境デッキにも悪さをしたカードは多くあり、今後の環境を揺るがしてしまうカードも存在します。
ですので今回は環境デッキ全体から幾つかのカードを殿堂予想として紹介します。
目次
殿堂候補たち
《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》

ブロッカー
- W・ブレイカー
- このクリーチャーはタップして出て、自分のターンのはじめにアンタップしない。
- 自分のシールドゾーンにカードが置かれた時、このクリーチャーをアンタップし、その後、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶カードを1枚引く。
▶相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。
▶次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは離れない。
オリジナル :S
アドバンス :A
カードの汎用性:C
殿堂予想 :S
この《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》が殿堂候補に挙がる最たる理由はやはり【光自然or水 ウィリデ】でしょう。

DMGP2026‐1stごろに登場した【光水ウィリデ】は、その1週間前にリリースされた『逆転神vs切札竜』にて登場した”G城”という新たなカードタイプの登場で誕生したアーキタイプです。

能動的にシールドを追加しやすいギミックを手にしたことで、《ウィリデ・ゴルゲルス》の代替コスト条件の達成が容易になりました。

基本的にはこの《ウィリデ・ゴルゲルス》を起点に《世界のy チャクラ・デル・フィン》や《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》といった強力なメタカードを並べてビートダウンをするのですが、これだけではただのなまっちょろいメタビートです。
しかし、このメタビートの質を上げ、完全なコントロールもすら可能にした存在が今回紹介する《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》でした。
シールド追加を起点にする都合、そもそもデッキ単位でシールド追加に反応する《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》と相性がいいのですが、その能力というのが強力です。
ドロー効果は盾追加に使用したリリースを帳消しにし、タップフリーズ効果は広がった相手の盤面を切り返せます。そして、最も強いのが離れないを付与する無敵効果です。
無敵効果を付与した《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》を作りつつ《神帝の黒月 ジ・オリジナル》を設置する事で、全ての除去を無敵状態の《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》に吸わせながら動けなくなった相手を横のメタカードで殴るというのが【光水ウィリデ】の本質です。

こうした内容からもわかるように、【光水ウィリデ】の最終的なゴールは全て《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》に委ねられているのです。
なぜかブレイクされると手札に戻ってくる《我竜塔第一層 セイント・キャッスル》に《神羅の銀月 ザ・ラムーン》とそもそも《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》とのシナジーが強いカードも多く、構築自体も途中段階から《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》のお膳立てに寄っていきました。
実際の競技シーンでの活躍は目覚ましく、登場してからの逆札篇第2弾が登場するまでの2か月間は【光水ウィリデ】がぶっちぎりの最強だったと言い切れるほどの勝率を残しました。
2026年度前期ランキングを走った最上位層は殆んどこの【光水ウィリデ】でランキング序盤で大きくポイントを稼いでいましたね。
この時期は殆どのCSで同じプレイヤーの【光水ウィリデ】が入賞するなど、プレイヤー間での格差も大きくなるという不健全(?)な状態になりました。
また、シールド追加の都合でゲームが非常に長くなり易くCSの基本制限時間である20分では収まらずに両者敗北も多数発生しました。これは本当に不健全だと言えます。
そして逆札篇第2弾「燃えろ禁断!逆転のドギラゴン革命‼」にて《烈しき切札 ドギラゴン逆》が登場し、【ウィリデ】1強環境は更に加速していきます。

DTLにてお披露目された《烈しき切札 ドギラゴン逆》搭載の【光自然ウィリデ】は瞬く間に環境を席巻し、その強さから何者も太刀打ちできない最強となったのです。
《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》と《ウィリデ・ゴルゲルス》、両者を革命チェンジ元として運用でき、天敵の《深淵の逆転撃》と《秩序の意志》を《世界のy チャクラ・デル・フィン》で封じられる【ウィリデ】基盤は《烈しき切札 ドギラゴン逆》にとってこれ以上ない適所でした。
しかしこちらも又長期戦にも圧倒的に強く、どのレンジ帯の相手にも対応可能な強さを持っていたことから20分の制限時間では納まらない事が頻発します。
その強さは《鬼星の絆 フウジン天&ライジン天》のような超局所的なメタカードすら流行するほどで、環境のメタゲームを大きく歪めます。
難易度が【光水ウィリデ】と比較して易化したことで使用者も増え、この歪なメタゲームは執筆時点である7月下旬、『悪感謝祭‼ カリスマBEST』発売時点でも立ち位置がかなり悪化したとはいえ尾を引くこととなるのです。
なぜ《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》なのか
《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》は【ウィリデ】基盤の全てを担っています。リソース、カウンター、フィニッシュ、ゲームの要となる全てです。
まさしく心臓部。そういった事情もあり、超CSⅨ新潟ではウィリデ抜きウィリデという新型の【光自然ウィリデ(ザゼ・ゼーン)】が活躍するほどでした。
《我竜塔第一層 セイント・キャッスル》は殿堂するには時期尚早。《ウィリデ・ゴルゲルス》だけでは弱体化とは言えない。そうした事情を全て加味するとやはり殿堂するに相応しいのは基盤全体のエンジンである《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》だと考えました。
レヴィヤの地版

S・トリガー(このタマシードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ使ってもよい)
- シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
- このタマシードが出た時、コスト3以下のクリーチャー1体またはコスト3以下のタマシードを1枚、自分のマナゾーンから出してもよい。
- シンカパワー:このタマシードが進化する時、コスト3以下のクリーチャー1体またはコスト3以下のタマシードを1枚、自分のマナゾーンから出してもよい。
オリジナル :A
アドバンス :B
カードの汎用性:D
殿堂予想 :A
この《レヴィヤの地版》は【創世ループ】と呼ばれる《創世竜 Drache der’Zen》を主体としたタシマード主体のループデッキで大きな役割を持っています。

- G-NEO進化:光、水、または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
- 自分のタマシードを実行するコストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
- 自分のターン中、タマシードを1つ、自分のマナゾーンから実行してもよい。そうしたら、自分の山札の上から1枚をタップしてマナゾーンに置いてもよい。
- 自分のタマシードが出た時、それを自分のNEOクリーチャーまたは進化クリーチャー1体の下に置いてもよい。
2026年1月、”シンカパワー”の裁定変更により、《創世竜 Drache der’Zen》のタマシードを下に敷く効果を使用した際にシンカパワーが発動するようになりました。

これにより、《レヴィヤの地版》の3以下踏み倒しの効果も出た時効果とシンカパワーで2回誘発するようになったのです。
《レヴィヤの地版》から《トラップの地版》と《パーリ騎士の心絵》を踏み倒す事で2枚の《レヴィヤの地版》を使い回し、《パーリ騎士の心絵》の2枚ブースト分で無限ブーストしてパーツを集めるというのが基本のループです。
分かり易いループ解説はこちらから
ここまでの説明だと良くあるループデッキなのですが、これが殿堂候補にまで上り詰めたのにはやはりそれなりの理由があります。
これは特に【創世ループ】の特性であるタマシードループという点にあるでしょう。
これ、《赤い稲妻 テスタロッサ》のようなメタカードが兎に角効きにくいんですよね。基本的なループは踏み倒し先がタマシードのみなのでこれらのメタカードを無視してゲームを進める事が可能です。
また、基本的な構築に必要なパーツが少なく拡張性が高いんですよね。
そして、拡張性が高いという事はそれすなわち対応力の高さにも繋がっています。
受けの枚数やメタ除去の枚数をかなり厚く採る事が可能なため、環境を問わず活躍する事ができる特有な強さを持ちます。
《レヴィヤの地版》から《終末の時計 ザ・クロック》を踏み倒せることも受け性能の向上に一役買っていました。
この【創世ループ】は愛好者が特に多く、その誰もが常に一定以上の戦績を残し続けているのが特徴的でした。
超CSⅨ新潟ではその立ち位置が過去最高クラスにまで達しており、その母数も大きく増加しました。
実際に超CSⅨ新潟では優勝を果たし、その対応力の高さを世間に改めて知らしめました。
なぜ《レヴィヤの地版》なのか
【創世ループ】は《創世竜 Drache der’Zen》、《レヴィヤの地版》、《パーリ騎士の心絵》、《トラップの地版》の4枚から構成されています。
しかし、《創世竜 Drache der’Zen》はともかく《パーリ騎士の心絵》、《トラップの地版》は単体スペックのみを見た際かなり貧弱と言えるでしょう。そして、《創世竜 Drache der’Zen》は【創世ループ】の他にも【4c創世】という主体となるミッドレンジ~コントロール帯のデッキが存在します。
そうなると消去法でデッキの攻守の核となっている《レヴィヤの地版》しか残っていないというワケですね。
今回の企画では殿堂予想としましたが、シンカパワーの再裁定変更という形で【創世ループ】を壊しに来ることも考えられますね。
ゾンビポンのすけ

なし
オリジナル :A
アドバンス :A
カードの汎用性:D
殿堂予想 :A
この《ゾンビポンのすけ》は今環境では【ドッコイループ】で使用されています。

2026年4月、逆札篇第1弾『逆転神vs 切札竜』で登場した《空神のD ドッコイ》を用いたループデッキですが、こちらの初出はDTLに向けてFTGの村井選手が製作したものです。
【ドッコイループ】の特徴はその圧倒的な速度にあります。
《アクア・ティーチャー》と《空神のD ドッコイ》が存在する盤面で《ゾンビポンのすけ》を召喚します。この際、パワーが0以下で破壊されてしまう《ゾンビポンのすけ》を《空神のD ドッコイ》の効果で手札に戻し、能力を持たない《ゾンビポンのすけ》が着地したことによって発動する《アクア・ティーチャー》の能力でドローします。《ゾンビポンのすけ》が0マナである為、これを好きな回数繰り返し無限ドローするというワケですね。



最速1マナ《アクア・ティーチャー》→2ターン目《空神のD ドッコイ》+《ゾンビポンのすけ》による2キル、安定4~5キルというかなりむらっ気のあるデッキですが、2キルないし3キルが可能というのは相手取った際に非常に大きな厚となります。
2キルというのは机上の空論に等しい話ですが、3キルは2ターン目にサーチを挟める都合で比較的現実的な確率で発生します。
2026年春夏環境で唯一【ウィリデ】基盤に有利を付ける事が可能という点で大きな主張点でしたが、高速ループというのはそれだけで環境への主張点が高いですね。
しかし、《ゾンビポンのすけ》を出し続ける都合、《冥土人形 クリン・ラビィ》や《一音の妖精》といった展開抑制のメタカード、《冥土人形ヴァミリア・バレル》のようなドロー抑制のメタには滅法弱くなってしまいますが、これも前述の【創世ループ】と同様、確定枠が少ない点を活かして除去を積みやすいのは大きなメリットでした。
また、前述の【創世ループ】にも有利を取り易く、登場以降は常に環境に居座る事になります。
そしてこちらもまた【創世ループ】同様人気が高く、愛好家が多く存在しました。アドバンス環境でも開拓が進み、登場して以降は常に環境内に存在していましたね。
実際の競技環境で活躍を見せたのは【光水ウィリデ】の登場以降になります。絶対王者に唯一一矢報いる存在としての抜擢という形になるでしょうか。
とはいえ前述したように速度で圧倒できるマッチアップも多く、実際の相性を覆して勝つことも多くありました。
【光自然ウィリデ】が下火な環境で行われた超CSⅨ新潟でも実際に【創世ループ】同様優勝を果たしており、その一定のデッキパワーを見せつける事となりました。
なぜ《ゾンビポンのすけ》なのか
【ドッコイループ】は【創世ループ】同様に弱いパーツのみで構成されています。今回で言えば《空神のD ドッコイ》《アクア・ティーチャー》《ゾンビポンのすけ》の3枚ですね。
今回は【創世ループ】とは違いルールの変更では対応が効きません。そうなるとまた必然的に消去法になってくるのですが、【ドッコイループ】のパーツはどれも単体スペックはしっかり微妙です。
簡単にこれらを見てみると、《空神のD ドッコイ》は余りにも発売が直近過ぎる為からは最も縁遠いと言えます。《アクア・ティーチャー》は、バニラ戦略の要とも言えるカードである為これを殿堂カードに指定してしまうと2次被害が大きくなります。そうなるともう《ゾンビポンのすけ》しか残っていないのですが、これは正直かなり納得の選出となるでしょう。
《ゾンビポンのすけ》は過去にも《アクア・ティーチャー》と手を組んで【ゾンビパルテノン】という最凶デッキを生み出した実績があります。それだけ0マナのカードというのは危険なんですよね。
今後も何か危険なデッキを生み出しかねないという予防線も含め、今回は《ゾンビポンのすけ》が殿堂カードになると予想します。
まとめ
今回殿堂予想に挙げるカードは以上です。
《ピザスターのアンティハムト》なんかはかなり殿堂予想に挙がる印象ですが、このカードは《大集合!アカネ&アサギ&コハク》や《天災 デドダム》同様インフラになりつつあるカードであり、今後殿堂になる可能性は日に日に下がっていると考えます。
ですので今回は最強デッキから1つ、危険なループデッキから2種という少々偏った選出となりました。
毎年お祭り騒ぎとなる殿堂発表ですが、今回は比較的に穏やか且つ納得感の強いものになると予想します。毎回あるビックリ枠は見当もつきませんが、2026年8月8日に発売される『キャラプレミアムパック ドラゴン娘になりたくないっ!文化祭だョ!全員集合!!ドラ娘100%パック』に収録されるカードとシナジーのあるものになるでしょう。
それでは今回の記事はここまで!以上、のすけでした!
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ブロッカー
S・トリガー(このタマシードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ使ってもよい)









