【デュエマ】歴代最強デッキ選手権 Bランク ~グルメ墓地ソース~

こんにちは、まぐろです。

歴代最強デッキ選手権2回目【グルメ墓地ソース】について紹介します。

ぜひ最後までご覧ください!

 

「歴代最強デッキ選手権」企画の趣旨などはこちら

 

※今回の殿堂カード
・《樹食の超人》
・《超七極 Gio / 巨大設計図》

【手札&マナ=墓地】樹食の超人

グルメ墓地ソースのキーカード、《樹食の超人》

  • このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンまたは手札から、好きな枚数の他のカードを選んでもよい。このようにして選んだカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、選んだカードを墓地に置く。
  • T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)
  • マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)

 

十王編のエクストラパックである弩闘×十王超ファイナルウォーズ!!!にて初登場。

「召喚する際に手札とマナも召喚コストにして墓地に送る」という唯一無二の能力を持っています。
召喚する際墓地に送りたい手札とマナを選択し、マナを支払った後に選択したカードを墓地に送る処理順番であったため、効果で選択したマナもコストにすることができます。

種族に不死樹王国とあるように、不死樹王国のキーワード能力である「フシギバース」をサポートするカードとしてつくられました。しかし、実際にはサポートの域を超える活躍をすることになります。

従来の墓地ソース

「墓地ソース」は《戦略のDH アツト》や《カツラデランス /「アフロ行きま~す!!」》などのルーターを駆使して手札を回しながら墓地をじわじわと増やし、《暴走龍 5000GT》などの大型クリーチャーの早期召喚を狙う戦術を得意としてきました。

 

しかし、グルメ墓地ソースはこれまでの墓地ソースの常識をぶち壊す「一気に大量に墓地を肥やし大型獣を出し、挙句の果てにはフシギバースする」というとんでもない動きをすることが可能でした。

 

2021年2月 初期グルメ墓地ソース

従来の墓地ソースと異なり、《戦略のDH アツト》等のルーターの代わりに《巨大設計図》がツインパクト版と合わせて8枚フル投入されています。

①《巨大設計図》で手札を増やす
②増やした手札を《樹食の超人》で破棄
③《暴走龍 5000GT》《大魔王ウラギリダムス》を軽減させて召喚
④フシギバース持ちクリーチャーをキャストして制圧

というのが主な回し方です。相手の動きを無視して自分の動きを通しにいく「ソリティアデッキ」の一面を持っていることがわかります。

持ってるお肉がおいしそう

  • 自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から、コスト7以上のクリーチャーをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。

通常の《巨大設計図》以外のデッキに入っているカードはコストが7以上なので回収することができます。

《樹食の超人》で墓地を肥やしたあとはおなじみ《暴走龍 5000GT》や《大魔王ウラギリダムス》を軽減して召喚します。

ゴールデンベスト版が一番好き

  • このクリーチャーを召喚するコストは、自分の墓地のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならない。
  • このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、サイキック・クリーチャーを全て破壊する。その後、パワー5000以下のクリーチャーを全て破壊する。
  • 誰もパワー5000以下のクリーチャーを召喚できず、サイキック・クリーチャーをバトルゾーンに出すことができない。
  • スピードアタッカー
  • T・ブレイカー

 

珍しいシンパシー(墓地のクリーチャー)で軽減

  • シンパシー:自分の墓地にあるクリーチャー(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき1少なくなる。ただしコストは0以下にならない)
  • T・ブレイカー
  • このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または自分のターンのはじめに、クリーチャーを5体自分の墓地から選び、このクリーチャーの下に重ねてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体破壊する。
  • このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時または自分がゲームに負ける時、かわりにこのクリーチャーの下に重ねたカードを5枚、好きな順序で自分の山札の一番下に置いてもよい。

従来の墓地ソースは墓地を肥やしてこいつらを軽減して召喚することがゴールでしたがグルメ墓地ソースにはその先があります。そう、フシギバースです。

《暴走龍 5000GT》《大魔王ウラギリダムス》はどちらもコストが高いのでフシギバース元としてこの上なく適しているといえます。

また、《大魔王ウラギリダムス》の離れるときに下のカードを5枚下に送る効果を利用することで盤面に《大魔王ウラギリダムス》を残したままフシギバースすることができ、《ブラキオ龍樹》と《大樹王ギガンディダノス》両方を1ターンに揃えることも可能です。

  • Q・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを4つブレイクする)
  • 相手のクリーチャーがバトルゾーンに出て、相手のクリーチャーの能力がトリガーする時、かわりにその能力はトリガーしない。(例えば、相手は「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を使えない)
    フシギバース [nn13](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[nn13]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[nn01]より少なくならない)

  • ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
  • このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札をすべてマナゾーンに置く。
  • 自分は、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーに攻撃されない。
    フシギバース [dn14](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、 [dn14]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは [dn02]より少なくならない)

《ブラキオ龍樹》は相手クリーチャーの出たとき効果を封殺し、《大樹王 ギガンディダノス》は相手の手札をすべてマナ送りしながら相手の攻撃を封殺することができます。

従来の墓地ソースができなかった制圧コントロールを行うことができます。

初期グルメ墓地の弱点

ここまでの紹介で『なんやこのデッキ強すぎるやろ・・・』と思った人が多いと思います。

しかし、このデッキには「巨大設計図を複数回打たなければいけない」という明確な弱点が存在します。

《巨大設計図》で通常の《巨大設計図》をめくってしまったり、リソースカードがめくれなかったりすると動きが途切れてしまいます。

また、そもそも一枚目の《巨大設計図》にたどり着けないと満足に動けないのも大きな弱点です。

しかしその弱点もとあるカードの登場で克服することになります。

2022年7月 完全体グルメ墓地ソース

こちらが2022年7月頃に流行していたグルメ墓地ソースです。

 

 

  •  S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
  • このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
  • このクリーチャーは攻撃できない。

  • 自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からツインパクトカードを1枚、自分の手札に加える。残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。

 

《ツインパクト・マップ》は《超七極 Gio/巨大設計図》や《カツラデランス /「アフロ行きま~す!!」》《龍装鬼 オブザ08号 / 終焉の開闢》などの山札を回すカードを回収することができます。

これにより以前の構築に比べ一枚目の《巨大設計図》を打てる確率が上がっているのも強いポイントです。

上面はシールドトリガーを持っているため受け札の役割も持っています。

  • G・ゼロ:自分の手札が7枚以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
    ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
  • このクリーチャーは攻撃できない。
  • 自分のターンのはじめに、カードを1枚引いてもよい。

グルメ墓地最大の弱点克服カードがこの《天幕船 ドンデンブタイ》です。

《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》を彷彿とさせる開始時1ドロー能力をもち、手札が7枚以上あるとコストを支払わずに召喚することができます。

先行2ターン目に巨大設計図を打った場合、4枚回収することができれば1体、後攻2ターン目に巨大設計図を打った場合3枚回収することができれば1体、4枚回収することができれば2体出すことができます。

このカードを採用することで2枚目以降の巨大設計図にアクセスしやすくなったほか、ブロッカーを持っているため【赤単我我我】などのビートデッキに対する勝率も大幅に上がりました。

 

  •  スーパー・S・トリガー(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。その時自分のシールドが1つもなければ、このクリーチャーにxB能力を与える)
  • このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、次の能力を3回行う。
    ??相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを?3000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)
    xBこのクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト4以下のクリーチャーを好きな数、自分の墓地からバトルゾーンに出す。

コスト7以上のクリーチャー中心でつくられたデッキのためスーパーシールドトリガーの効果がかみ合っておらず弱く見えますが、このカードの採用は当時の環境が影響しています。

当時のオリジナル環境は【モモキングJO退化】と【グルメ墓地ソース】の2強環境であり、次いで【青単スコーラー】【赤単我我我】【青魔導具】が流行していました。このうち、【モモキングJO退化】に対し、マイナス9000を浴びせる動きが強かったです。(マイナス効果は進化元にも引き継がれるため《未来王龍 モモキングJO》のシンカパワー連打を阻止することができる)

当時の【グルメ墓地ソース】は自由枠が多く、環境によってカードを差し替えることができました。2022年7月環境は【モモキングJO退化】しか目立った不利対面がいなかったため自由枠を《撃髄医 スパイナー》に割いている構築が多かったです。

しかし、このようにして構築を寄せても不利対面であることは変わらず、一般的な勝率は3割程度だったと記憶しています。

デッキの構造上有利対面にはとことん有利であったため、基本的に自由枠は不利対面の勝率を少しでも上げるために使っていました。

 

  • W・ブレイカー
  • このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。それがすべてジョーカーズなら、その中からクリーチャーを1体、バトルゾーンに出す。そのターン、そのクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できる。残りのカードを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。

  •  S・トリガー
  • 相手は自身の山札の上から3枚を表向きにし、自分はその中から1枚を選ぶ。その選んだカードとコストが同じ相手のクリーチャーをすべてと、表向きにした3枚を、相手は好きな順序で自身の山札の一番下に置く。

主に呪文面が【モモキングJO退化】の《禁断のモモキングダム》や【ラッカキラスター】のメタクリーチャーに対してのアンサーカードでした。

選ばないで処理する必要があった

文明こそ弱いものの、手打ちしやすいコストだったこともあり、好んで使うプレイヤーは多かったです。

 

  • B・A・D2(このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する)
  • スピードアタッカー
  • W・ブレイカー
  • ラスト・バースト(このクリーチャーが破壊された時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)

  •  S・トリガー
  • パワー6000以下のクリーチャーを1体、破壊する。
  • 自分のシールドを1つ選び、墓地に置く。

主に【ラッカキラスター】のメタクリーチャーに対して使っていました。このカードは火文明なので《カツラデランス /「アフロ行きま~す!!」》の枠を削って採用されることが多かったです。

 

なんでこんなに強いのにBランクなの?

デッキとしての安定感、圧倒的なまでの大型獣の押しつけなど文句なしの最強デッキですが【グルメ墓地ソース】には【モモキングJO退化】という天敵がいました。

【グルメ墓地ソース】のアクションターンが最速4ターン遅くとも5ターンに対し、【モモキングJO退化】は最速3ターン、遅くとも4ターン目には動くことができたため、その速度上どうしても不利がついてしまいました。

当時の環境の【グルメ墓地ソース】は【モモキングJO退化】以外が有利な雑多狩りデッキだったといえます。

例えば【モモキングJO退化】に寄せた受けガチガチデッキ(【4Cマッドデッドウッド】等)が標的でした。しかし、【モモキングJO退化】の貫通性能はすさまじく、これらの受けデッキをもってしても安定して勝ち越すことは不可能だったため、あくまで【モモキングJO退化】が勝てないデッキに勝てていた。というわけではないのがミソです。

つまるところ、同時期に「圧倒的最強デッキ」がいたがためにBランクというわけです。生まれた時代が悪かった。

 

まとめ

以上、歴代最強デッキ選手権【グルメ墓地ソース】の解説でした。
生まれた時代にJOがいなければ天下を獲っていたのかもしれない、少し儚いデッキでしたね。

このコーナーではこれからも引き続き歴史を築いた凶悪デッキをランキング形式で解説していきますので楽しみにお待ちください!

 


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