どうも、レッドことyk800です。いよいよ今年も終わりですねえ……。
個人ブログでメタゲーム・ウォッチングを書き始めたのは2019年の9月ごろからでしたが、デュエマ工房ブログさんで連載させていただくことになったのはちょうど1年前の1月1日。途中に休載期間を挟んだりもしましたが、もうそんなに経ったか……というのが正直な感想です。
CSない期間は1ヶ月ぐらい毎日デッキ作ったりもしてましたしね。
あれ今思うと何考えてたんだってくらいヤバい企画ですけど、あれを走った人間が僕含めて3人以上いるしなんなら未だに延々デッキ上げてる人もいるので、世の中凄い人がいっぱいいるなぁと改めて感じましたね。
読んで楽しく、ついでにちょっとだけタメになるデュエマの記事をお出しできればと思って記事を書いておりましたが、今年1年を経てもその気持ちはまったく変わっておりません。引き続き質の良い情報を皆さんにお届けできればと考えていますので、何卒よろしくお願いいたします。
かしこまった挨拶はこれぐらいにしておきましょう。短かったようで長かったような2020年を締めくくる12月第5週。メタゲーム・ウォッチング、スタートです!
先週の結果総まとめ
まずは先週(20.12.22〜20.12.30)行われたCSの結果を見ていきましょう。
(※元となった大会結果は田園補完計画さんからお借りしています。また、情報の抜け・漏れがある可能性がございますことをご了承ください)
アドバンス環境を包み込む【オカルト】の怪しき影。
多くのプレイヤーが最強デッキとして名前を挙げたのを証明するかのように、先週末は全国各地で【オカルトアンダケイン】が猛威を振るいました。
あらゆるメタを乗り越えうるゲームプランの幅広さと高速で襲いくるマナロック戦術の両面に支えられ、圧倒的なパフォーマンスの高さを誇る【オカルトアンダケイン】。現在の環境の中心は間違いなくこのデッキです。
後を追うのは2種のミッドレンジデッキ・【バーンメア】と【デッドダムド】にビッグマナ系統のデッキ群。
【バーンメア】は旅路採用型が大多数を占めており、強みである爆発力をより活かす形が主流。《ポクチンちん》や《洗脳センノー》を駆使することで【オカルトアンダケイン】の出足を鈍らせ、その隙に大打点を形成して勝負を決めにかかります。
呪文で受けてくるデッキにはやや脆いものの、低速化した環境において、高速で決まる理不尽ムーブを抱えているのは明確な強みです。引き続きTier1〜2の一角を担い続けるデッキとなるでしょう。
【デッドダムド】はメタカードによる対応範囲の広さに加え、決定力が不足しているとはいえジャスキル打点を作るだけなら比較的容易であることが魅力。
【オカルトアンダケイン】や【光火ヴァイカー】など、上位層にトリガーの薄いデッキが一定数存在するため、「即座に形成できる打点の大きさ」は環境における強さの指標のひとつとなっています。【5c蒼龍】の超次元ゾーンに《銀河剣 プロト・ハート》が採用されているのもこの辺りが理由。
【オカルトアンダケイン】に対しては、墓地をメタれるカードを採用しつつ、盤面処理能力の高さを活かして《暗黒鎧 ダースシスK》や《不敵怪人アンダケイン》の登場を遅延できれば、比較的優位を保ってゲームを進められます。
押し付けの極み・対応力の極みが明確に存在する環境であるため、押し付けと対応のどちらかに寄せたデッキは極まったデッキにポジションの強さで勝てず、やや押され気味である印象。その中でミッドレンジデッキは「どちらにも応戦しうる」強みを活かしてのびのびと戦い抜いています。
徐々に固定化しつつある環境、ブレイクスルーは果たして現れ……おや……?
今週のメタゲーム予想
今週は非常に順当な環境遷移を見せており、これといって目立った構築の変化も見られなかったため、いきなりメタゲーム予想に入っていきましょう。
リアルのCS結果にはあまり変化がなかったものの、先週末ごろから突如としてVault大会で大流行しているのが、《ブレイン・ストーム》に加えて《シナプス・キューブ》を採用した【ドラグナー】。これらのカードを初動換算しやすいように、水単色のドラゴンである《Code:1059》が厚く取られています。
高速でビートダウンを仕掛けてくるデッキが環境にほとんどいないことを見越してトリガー枠は削り、安定した初動を達成する水文明のパーツを大量に追加。3〜4ターン目の大型ドラゴン着地をより確実性の高いものにしています。
《シナプス・キューブ》といえば【ダッカルパラノーマル】に採用されたことで一時期名を上げたカードですが、このデッキの《シナプス・キューブ》はより強力。
初動のバリエーション・踏み倒し先のどちらも8枚以上用意されている【ドラグナー】では「手札1枚使ってトップ見たけど欲しいカードがこの先4ターン引けないことが確定しただけで終わった」というような事態が起こりづらくなっています。
なおかつ、出した後に呪文を唱える必要のあった《緑知銀 ダッカル》とは異なり、先に唱えておいて後出しの《爆龍覇 ヒビキ》や《龍世界 〜龍の降臨する地〜》から踏み倒しが効くため、とりあえず手の空いたターンに余ったマナから唱えることが許容されやすいです。
出てくる大型ドラゴンも強力そのもの。
現在の環境は《∞龍 ゲンムエンペラー》の通りが非常に良く、特に【オカルトアンダケイン】は《零龍》を卍誕すると即敗北・《追憶人形 ラビリピト》や《フォール・クロウラー》や《腐敗勇騎ドルマークス》といった妨害の要が完全ストップ・受け札がないため返しのターンで勝ちきれなければ∞・ブレイカーにより敗北確定と、着地すればほぼ負けと言っても過言ではないほどの苦しい展開を強いられます。
【5c蒼龍】に対してもブースト札をほぼ全て無効化して間接的に《蒼龍の大地》を弱体化、最も重要な受けトリガーである《謎帥の艦隊》も効果を消されてしまうなど、強みのほとんどが強烈な制限を受けてしまうためかなり有効なロック手段になります。
《∞龍 ゲンムエンペラー》が通りづらい相手には往々にして早期の《ニコル・ボーラス》が有効であり、既に完成した盤面に対しても《最終龍覇 グレンモルト》が《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》を装備して荒らすことで対処可能。これら全てにスマートに対応するのは困難を極めます。
唯一の天敵である《洗脳センノー》は【光火ヴァイカー】が数を減らしているため比較的遭遇しづらく、環境的にも追い風気味。
もちろんVaultには独自のメタゲームが存在するので、細部のチューンまでそのままで強いかは未知数。ですが、Vaultの流行は1〜2週遅れでリアルに取り入れられるのが最近の傾向ですから、今後リアルで《シナプス・キューブ》採用型【ドラグナー】を目にする機会は増えそうです。
というわけで、今週末は【ドラグナー】参戦により新たな環境の形へ移行すると予想。
その翌週にこの辺りのデッキに有効な《洗脳センノー》や《希望のジョー星》が増加して、さらにその次はこれらが乗り越えやすいor効かない【オカルトアンダケイン】のようなデッキが戻ってきて……というようなサイクルを形成するのではないかと予想しておきます。
さて、ここでお知らせがひとつ。
「週間! メタゲーム・ウォッチング」は、次週以降オリジナル構築環境にも対応予定です。
なんでかっていうと、1月期のアドバンスCSめちゃくちゃ数が少ないので……。工数増えていろいろキツそうかなとは思うんですが、頑張って皆さんに情報をお届けしていきますのでよろしくお願いいたします。
というわけで、本年のメタゲーム・ウォッチングはここまでとなります。それでは皆さま、良いお年を!
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