【デュエマ】殿堂解除選手権 TierS（その8 《希望のジョー星》）

こんにちは、神結です。

一応この形式での連載は今回が最後になります。

最終回は最終回で、しっかり用意してあります。

Tier表について
今日のTierSの殿堂カード
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Tier表について

Tier表はS~Eの6段階ですが、C~Aまでは＋－を追加したので全9段階あります。

各ランクの内訳はざっとこんな感じです。

S……ピン投であってもデッキの核であり、プレイした試合はほぼゲームが決まると言っていい。プレ殿有力候補たち。
A……明らかにおかしな動きをするカードであり、引いた試合は勝ちゲームにかなり近付く。
B……かなり強力なカード。プレイ出来るとゲームが優勢になったり、不利対面を捲れることもある。
C……解除出来るか微妙なライン、環境で使っても充分強力で殿堂カードとしてデッキに投入されることもしばしばある。”切り札”として程よいレベル
D……それなりに力のあるカードだが、環境的にいえば標準的なラインなので解除してもよさそう。
E……解除されても使われなさそうだが、それはともかくしてあげてほしい。

なお零龍等の外部カードについて殿堂カード扱いですが、対象外としています。

またあくまでこのTier表は「各カードを均等に見た場合のTier表」になるので、「このカードは直近で殿堂したから」とか「ランデスカードは重くみるから」みたいな外的な要素は一切考慮しないものとします。

今日のTierSの殿堂カード

今回のカードはこちら。

このゲームで使用するカード、そのコスト、そのテキスト内のコストはすべて、文明を失う。（無色となる）
（他のD2フィールドが出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く）

罪状：ゲームを変えるな

デュエルマスターズそのものを変えちゃうとねぇ……？

というわけで殿堂解除選手権のラストを飾るのは、先日殿堂となった《希望のジョー星》です。

このカード、場に出てしまうと時には相手のデッキコンセプトそのものを否定するカードでした。

まあ《とこしえの超人》でも《異端流しオニカマス》でも相手のデッキコンセプトを否定するカードには変わりないんですが、コイツを出されて止められる時の不愉快感ってなんなんでしょうかね。表向きは「これってジョーカーズ強化してるんです～～～」みたいな顔をしながらメタカードだからかな。

その上でコイツの厄介な点は、想定外の広範囲にも影響を及ぼすことです。思ったより文明指定のカード多いんだよな。

あとコイツ効果の及ぼす範囲がわかりにくいお陰で結構ヒューマンエラーも多いんですよね……。最後の方は流石に間違うことはなくなりましたけど、結構登場当初は革命チェンジやら何やらで「あっ、これジョー星で出来ないじゃん」みたいな間違いが頻発しました……。

初出は十王篇。EXパックであるドラリンパックで登場しました。盤面だけでは済まず、全てのゾーンのカードが文明を失う、というテキストは流石に衝撃的でした。

というより、最初は影響範囲すらよくわからなかったですね。私も少し時間が経ってから「あ、ドラサイとかダメなのか」とか気付いたりしていました。

そんな中で最初にこのカードを上手く導入したののは【青白ギャラクシールド】でした。

この頃はドラグナーがこの世の春を謳歌していたのですが、この手のギャラクシールドは比較的この対面に勝てました。

まあぶっちゃけ「《DG-パルテノン〜龍の創り出される地〜》＋《希望のジョー星》＋α（《洗脳センノー》とか）＋ギャラクシールドの防御力」が合わさってようやく止まっていたという話だったのは置いておいて。

この時点では《希望のジョー星》はやっぱりメタカードという認識でした。これがあると、ドラグナーがドラグハートを展開するのにかなり苦労するんですよね。まあデッドマンに強引にこじ開けられるパターンもありましたが……。

というわけで十王篇のうちは（わかりにくいカードで嫌いという人はいましたし、私もそのスタンスでしたが）、まだメタカードとしての役割を脱却していなかったと思います。

王来篇に入ると《聖魔連結王ドルファディロム》と合わせた【0ｃコントロール】なども活躍するなど、徐々にメタカードの枠組みを抜けています。

そして次第に【ゼロルピアジョー星】が露見。

オリジナル、アドバンスでともに環境トップになります。

ちなみにどんなデッキだったかをかんた～んに説明すると、《希望のジョー星》を貼って《ゼロ・ルピア》を召喚して、そっからろくにマナを払わず踏み倒しまくって勝つ、というデッキです。勝つ手段は《水上第九院シャコガイル》でいいですし、チェインが止まっても《∞龍ゲンムエンペラー》を出してなんとかなったりします。

まあ【白緑メタリカ】系のソリティアデッキでしたね……。

最初は青黒でいっぱいルーターを回して……みたいなデッキでしたが、最終的にはメタカードが入ったりリスト自体の成長も著しかったです。

（最初期のジョー星　↓）

（1進化くらいしたときのジョー星　↓）

（最終盤のジョー星　↓）

ちなみにお気付きの方はいるかもしれませんが、これは最速4ターンです。4ターン目にガチャガチャして勝ちます。普通にカスです。正直、夏には規制されると思ったんだけどな。なんか生き延びてしまったんだよな……。やっぱり発売から時間経ってなさ過ぎて自重した気がするんですが、あの時ちゃんと〇してくれてもよかったんですが……。

一応擁護していおくと最終的にTierGODのようなデッキではなく「環境デッキの一角」的なポジションではあったんです。決してこのデッキは一強ではありませんでした。風花CSをやったときにゼロルピア使って優勝した人に「このデッキどう思う？」って訊いたんですが、「適正パワーだと思いますよ」って返ってきました。デッキパワーだけで言えば、私もそうだと思います。

全体的にどうしてもデッキとしては不安定なんですよ。引くもの引かないと行けなかったし、みんなガッツリカード破壊呪文採用していたし、回らんときはホントに回らんし。

それはそうと圧倒的に理不尽を押し付けるデッキではあったし、普通に先攻4ターンシャコ勝ちはクソだし、最終的に結構な期間お楽しみしていたようなので、今冬にはちゃんとお仕置きされました。それは、そう。

1枚になった後の使い道は現在色んなプレイヤーが模索していそうですが、まあ今の《「本日のラッキーナンバー！」》みたいな使われ方をするんじゃないかと思っています。要するに、ピンポで採用して勝てる対面には使う、みたいな感じですかね。

結局環境から消えた方が刺さる対面も増えるわけなので、採用しているといいことはあるかもしれません。逆に全く警戒されていませんから、奇襲的に使えば困惑されるでしょう。もちろんデッキは選びますが。

使う際は、何処にどんな影響を与えるカードのなのか、よく把握しておきましょう。

というわけで殿堂解除選手権も次がいよいよラストです。デュエマの主人公が最後に登場します。

それでは、また。

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